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アコxマジ 完結 


というわけで完結偏!
というかオチノヮ`*

ウル「実は俺…女だったんだ!」

なんてオチも考えていたとか何とか。我ながらえー、って思ったので却下しましたけどね!


>きなさん

というわけで完結偏は今回のでした!
そういえばROの小説ってどうもおふざけに走っている気もするので今度まっとうなの書くよ!(
…オリジナルになるかもですがgg
ていうか、オリジナルだったらここに載せない気もしますgggノヮ`w








「あたりまえ、だよね」

 プロンテラ南の右下あたり。人あめったに来ないその場所で。
 座ったまま、ぼんやりと空を見上げていた。
 雪は今日もまた降り積もる。昨日から、随分酷い降りになった。
 ウルにさよならを言ったあの日から――三日前から。
 雪は、やまずに降り続いていた。
 プロンテラには珍しく――あたり一面が白に染め上げられるほどの、長い長い降雪。
 既に、投げ出した足と同じ高さまで雪は積もっていて、まるで下半身がなくなったように見える。

「男同士、だし。ダメライトだし――」

 ウルが僕を好きになってくれるわけがなく。
 
 はぁ――と。

 吐き出したつもりの息は、妙に弱弱しく零れた。
 あの日みたいだなぁ――なんて。
 ウルに拾ってもらった日のことを、思い出す。
 僕を誘ってくれたパーティーは、僕にフィゲルで、セーブポイントの変更を命じて、オーディン神殿に連れて行ってくれて。
 けれど――Lv5のヒールを覚えたばかりの僕は、当然、どのモンスターにも太刀打ちが出来なかった。
 一撃を、耐えることすら至難だった。

 使えねぇ。

 そんな僕にいわれた言葉。
 当時はフィゲルがどの位置にあるかも知らず。
 旅費も、片道分で使い果たして。
 ワープポータルも、テレポートすらも覚えていなかった僕は――帰る手段を、失った。
 途方にくれた僕に。
 助けてくれ――と。助けを求める、手があった。

 話を聞けば、それが危ない――危険な場所、というのではなく。
 しくじれば自分自身の命も危ない、そういう類のクエストだと、すぐにわかった。

 ただ、それでも。
 当時の僕は――主神オーディン様を信じて。
 思いやりの心を、行動を忘れない限り、オーディン様が救ってくださる、そんな。

 そんな馬鹿げた幻想を、抱いていたから――

 所詮は、幻想。
 そも主神オーディンは。決して――救いの神などではない事を、当時は知りもしなかった。

 拷問にかけられて、右足を折られ、装備も奪われ、放り出された。
 職につけば、あの組織の連中が、勤め先を嗅ぎ付けて、解雇させられるか――会社ごと潰されるか。
 危ないクエストだ、っていうのは――わかっていたつもりだったのに。
 軽い気持ちで受けた、報い。
 寒さと、空腹に、意識が薄れていく。
 雪に埋もれるようにして。
 深い深い海に、沈んでいくように。

 くーん、と。

 子犬の鳴く声がした。
 体が、軋んで上手く動かない。
 それでもどうにか首を曲げれば、いつか――
 そう、あの日。温もりを求めて抱き続けていたあの犬と、そっくりな子犬がいた。

 犬の違いなんてよくわからないけれど。

 その子犬は――あの犬の子なんだろうなぁ、と思ったのは。
 弱弱しく鳴いて。
 雪の中を、ぱたぱたと尻尾を振って、僕のほうへと駆けてくる。
 その仕草が、あの犬と、まったく同じだったからか。

 懸命に、雪を掻き分けて。
 僕の膝へとたどり着いたその子犬は、寒そうにぶるぶる、体を震わせながら何度も鳴いた。
 だからきっと、涙が来れたのは、その子犬の必死さが、あんまり微笑ましかったから。
 小さな子犬を、腕に抱いて。
 今度は僕が温まるためじゃなく――子犬を暖めるために。
 優しく、抱いた。
 あのとき。
 心は、ずたぼろで。どうにか、辿りついた、この場所で。
 けれど、もう体力は限界で――諦めていた、僕を。
 元気付けるように、最後まで寄り添ってくれた、あの犬のように。

 吹雪で、視界は白に染め上げられて。
 吹雪で、意識も白く埋められていく。

 途切れかけた意識の中で――

「…、――イ」

 声が。
 聞こえた。

「お――、ルイ!!」

 僕の体を揺さぶる、手を、感じた。
 僕を抱きしめて、コートで包んで、ぬくもりをくれるウルを。

「この、ド阿呆が!!」

――運動音痴なのに。
 僕を背負って、歩き出すウルの夢を見た。

「お前、僕が――僕が好きなんだろう!!だったらせめて告白してからにしろ阿呆!」

 頬とほほが触れ合う距離。
 真っ赤になったウルの顔。
 足元で、子犬が嬉しそうに鳴く。

 もう、唇以外に、動かない。
 だから。
 途切れそうな、意識の中で。

 ウル、と呼んだ。
 なんだ、阿呆、と。ウルが怒ってそう言った。

 大好きだよ、と呟いて。

 頑張り続けた、意識が途切れた。










 夕暮れ時。
 家に帰る。
 今日はクリスマス。七面鳥の夕食を楽しみにしながら。

「たっだい…あら、ルイー、いないのぉ?」

 弟の名前を呼びながら、コートをハンガーにかけた。
 家が暗い。
 ほとんど沈みかけた太陽は、光源として成り立たない。
 ロウソクに火を点しながら、リビングへ。ふわ、と美味しそうな匂いがする。
 けれどそこにも、ルイの姿は無いままで。
 うーん?と首を傾げてから、壮絶に嫌な予感がした。

 そういえば。

 そういえば――私の部屋は壮絶に散らかっててしかも机の上には例のアレが…!
 ばぁん!!と。脱兎の如く駆け抜けて自室の扉を開けると、そこには。
 綺麗に片付けられた部屋と、見慣れた弟の背中。

「マレッタ、姉、さん」

 ブリキ人形になったようなギクシャクとした動きで、ルイが振り向く。
 半泣きだった。あちゃぁー。思わず耳に栓をして、

「なにこれええええええええええええええええええええええええ!?」

 ルイの絶叫。
 あーぁ。でもまぁ、いっかルイの反応可愛いし、なんて開き直ってみる。

「な、なにこれお、男同士でキスとかしてるけどなにこれおかしいよおかしすぎるよっ!!」

 しかも主役が僕とウル!!
 わぁわぁとルイが泣いて言う。

「いやぁ、だって、ほら。身近にいる人のほうが書きやすいじゃない?」
「じゃぁなんでこんな、こんな、同性愛にするの!」

 姉さん、いつも僕らをそんな目でみてたの…。的な目で見られる。ちょっと萌えた!!

「だって、ふつぅに私とウルとか、ルイとケイリーなんて、実際に付き合ってるんだから書いても意味ないじゃない?」
「それは、そう、だけど…」

 しょぼーん、と項垂れて、突然ぷるぷる、子犬みたいに顔を振る。

「って、違うよ!だからって同性愛の必要ないよ!!」

 ちっ、ごませなかったか。

「というか、冒険につれてったのって姉さんとケイリーさんじゃない!!」
「あ、あははは。だってほら、あの時は転生前でね?デスペナ気にならない外支援がほしいなぁー、なんて思っちゃったのよ」
「だからって何もオーディン神殿いかなくてもいいじゃんっ」
「ほら、たまの気分転換よ、気分転換!いーじゃない、色々勉強になったでしょ?」

 なったけど!なったけど帰るとき置いてったくせに!!
 そう、ポタで帰ろうとしてついうっかり、ケイリーが乗った直後に私も乗って…迎えにいったからいいでしょぉ?

「僕クエスト受けてなんかないもん。右足は生まれつきだもん。料理できないの姉さんだもん…」

 床にのの字を書き始めるルイ。いや、まぁ悪かったってば。
 なんかもう色々めんどくさくなってきた。はぁ、と溜息一つ零れて。

「でもそれ、書いたのケイリーよ?」

 ピシ、と。ルイが石化した。
 あ。ちょっとタブーだったかも。
 ぶわぁ、とルイの目が涙で溢れて、

「姉さんたちのばかあああああああ」

 泣きダッシュ。思わずPrint Screen。
 あーあ、なんて思いながら、ケイリーにWisをする。ごめん、多分ルイが今からそっちにいくからあやしておいて。
 仲がいいですね、なんて返事が帰ってくる。もっちろん、と返事をしてから、ふと気付く。
 もう一度、リビングへいくと、4人分の食器が並ぶ。
 キッチンをみれば。いつきても大丈夫なようにできている。

 ケイリー、多分、ルイそっちに行かないや。
 ウル君つれて、家おいで。

 玄関からすごすご帰ってくるルイに、ごめん!って謝って。
 しくしく泣きながら、それでも料理を再開するルイのお手伝い。
 ところで、私が書いたのをウル君が見たらどんな反応をするんだろう。

「姉さん、悪巧みしてないよね」
「シテナイヨォー」

 もう、とルイは怒るふり。
  でも大丈夫。ケイリーと会えば子犬みたいに喜ぶから。

 玄関のチャイムが鳴る。
 ぴくっ、とルイが反応して、なんでまだ呼んでないのにっ!?なんて慌てだす。
 ルイはほっといて、玄関の扉を開いて――

「いらっしゃい、二人とも」

 まだできてないよぉー!!なんてルイの泣き声が聞こえて、

「またルイで遊んでるんですか、マレッタさん」
「羨ましいなぁ、仲が良くて」

 ため息をつきながら。
 にこにこと笑いながら、二人が家の中に入る。
 開けた扉を閉めるながら、見上げた空から、ふわりふわり、白い精。

 さぁ、ホワイトクリスマス。
  クリスマスディナーを、みんなで。
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2009.06.11 Thu. 00:12 -edit- Trackback 0 / Comment 0

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